日本の伝統というと、日本人でありながらも敷居の高いものですよね。
よく知らないし、難しそう…と思う人がほとんどじゃないでしょうか?
日本の礼儀作法が身についていると、美しく見えるだけでなく知識があるのはとても素晴らしいことです。
ぜひ、子どもには日本の伝統を学ばせてあげましょう!
そもそも、日本の伝統とは?
伝統といっても様々なものがあります。
なんとなく、日本風のもの、昔のものといった印象があると思います。

日本の伝統って何があるの?
工芸品は、着物や漆器、染物や、雛人形など
とっても美しい手仕事ばかりで、どれも日本の行事に関わりがありますね。
昔はどこの家にも日本人形が飾ってあったり、お正月には着物を着たりしていたものです。
今は、七五三と成人式くらいしか着物を着ることはなくなったような気がします。
伝統芸能は、歌舞伎、落語、日本舞踊、能や狂言など
敷居が高くて、日本人でも生で見たことがあるという人は少ないかもしれません。
海外からは高い評価を受けているものばかりです。
歌舞伎などは衣装も美しくみているだけでうっとりしますが、内容はセリフの言い回しなども難しく、歴史背景を知っていればより楽しめるものです。
ある程度の知識、教養がないと楽しめないものでもあると思います。
華道、茶道、香道、書道
こちらを身につけておけば、一目置かれることが間違いなしの諸芸ですね。
例えば、花を生けることができれば、普段の生活においてもすぐに役に立てることができます。
字が美しいと好印象を与えます。
比較的、習いやすい日本の伝統文化だと思います。
食文化
和食や、和菓子、日本酒、日本茶など美味しくて見た目にも美しいものがたくさんあります。
ヘルシーなものも多いので、日本食は世界中で人気がありますね。
日本の伝統というものはこのように身近にもあふれています。
大人になってから知るのは大変です。
子どものうちに少しづつでも知っておきたいですね。
日本の伝統を知るメリット
日本の伝統文化というものは、民族の歴史であってアイデンティティーといえるものです。
日本の習慣や、思想が反映されます。
日本の伝統は、情緒を育てるものが多いです。
季節の移り変わりや、月の美しさ、侘び寂びを感じる心など、なかなか西洋文化にはないものですよね。
伝統芸能を学ぶことで…
- 礼儀作法が身につく
- 丁寧な言葉遣いができるようになる
- 目上の人を尊重する
- 人間関係にも役に立つ etc…
大人になってからも自分の支えとなるものが多いのではないでしょうか。
エコにもつながる
昔の日本は、エコロジーだったと言います。
例えば、日本の伝統的なアイテムの一つである風呂敷。
これは、究極のエコバックではないでしょうか?
着物も、ほとんど直線で巻きつけて着るものなので、体のサイズが多少変わっても着ることができます。
日本の伝統的なものはMOTTAINAIやエコの精神につながるのです。
子どもに日本の伝統を伝えるには
「日本の伝統」というと、非常に堅苦しく感じると思います。
まずは、行事を大切にすることです。
最近は、クリスマスや、ハロウィン、イースターなど外国行事の方が身近に盛り上がっている感じがします。
突然、「歌舞伎を観に行こう!」というのは大変ですが
例えば…
- お正月に着物を着ておせちを食べる
- 年賀状を書く
- 節分に豆まきをする
- 雛人形を飾る
- 五月人形や鯉のぼりを飾る
- 盆踊りに参加する
- お月見をする etc…
今も残っていて、知ってはいるけれど…という行事がたくさんあると思います。
そういった身近な行事を見直すことによって、日本の伝統を再認識できます。
グローバル
グローバル社会で生きていくということは外国人になるということではありません。
日本人として、世界に出ていくということ。
その為には自国の文化のことを知らなければ、恥ずかしい思いをすることもあると思います。
世界に出ていくために日本の伝統を学ぶ必要があるのです。
家庭でできること
日本食を食べる
ハンバーグやラーメン、オムライスなど…
子どもが好むメニューは洋食が多いかもしれません。
お箸を綺麗に使うことを学ぶためにも尾頭付きの魚を食べてみたりすることも大切です。
字を美しく書く
子どもが一番取り入れやすいのは書道です。
何歳であっても字が綺麗で困ることはひとつもありません。
日本語は独特の文字なので、美しい日本語が書けるのは日本人として誇れることです。
学校でも書道の授業時間があったり、子ども達には身近なもの。
書道セットは気軽に購入できるので、取り入れやすいですね♪
畳の部屋で過ごす
畳のないご家庭も多いかと思いますが、日本の伝統を学ぶには畳は欠かせません。
畳での座り方、畳の掃除の仕方、敷居を踏んではいけない等、様々なルールがあります。
もし、伝統芸能を習うとなれば大抵、和室で行われるでしょう。
華道や、茶道を習う前に最低限のことは家庭で身に付けたいものです。
宿に泊まる時に和室を選んでみるのもおススメです♪
積極的にイベントに参加する
観梅会で野点(屋外で抹茶をたてて楽しむ茶会のこと)や子ども大相撲大会、古民家にお雛様が飾ってあったり、鯉のぼりをたくさん泳がせるイベントがあったりと様々な催しが開かれています。
イベントに参加してみれば、そこで聞いた三味線に興味を持ったり、素敵なお着物を着てみたいと思ったりするかもしれません。
まとめ
子どもが自然と、日本の伝統に興味を持つように、日頃から様々な伝統文化に触れさせてあげることが大切だと思います。
親がよく知らない文化もたくさんあると思います。
子どもと一緒に伝統文化に触れていくことによって、家族の共通の趣味ができたり、新たな発見があったりと楽しみながら学べます。
ぜひ、日頃から日本の伝統を意識した子育て生活を始めてみませんか?
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